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詰将棋で読む力を磨く~9手詰~

将棋で読む力を磨いてまいりましょう。



一例として、次の【9手詰】を解いてまいりましょう。

コンテンツ「詰将棋へのアプローチ」でも詰将棋は妙手や好手の技の宝庫です。

詰将棋で将棋の面白さを感じ取っていただけたら嬉しいです。


【9手詰】中田章道七段作
持ち駒:なし。
ヒント:25馬までの詰み形。
レベル:5分で1級。10分で3級。

中田9手詰め11,28



この詰将棋をご覧になって解けた方は、以下は飛ばしていただいてもよろしいです。

当ページの目的は、駒の動きを理解している初級者向けに、
a)玉を詰ますプロセスを楽んで、
b)玉を詰ます過程には一手一手に意味があって
c)将棋の面白さ
をご案内することを主眼に置いています。

ただ、せっかくお越しいただいたので小太刀流の詰将棋の【アプローチ】を手順を追ってご案内してまいりますから、お時間に余裕があればお目を通していただけたら有難く思います。


①盤上の駒の配置を確認する。

②持ち駒を確認する。
以上は当たり前の確認作業ですよね。


③詰将棋は「攻める側は玉を詰ますまで王手を連続する。玉側は玉がより生き延びる手立てを考える。」という基本的なルールがあり、また、「無駄な合い駒はしない。」というルールもあります。


ここまではよろしいでしょうね。

では、これから上図「詰将棋」で王手をかけて玉を追い詰めることになりますが、

玉を詰める(詰み上がり)までには「9手詰」なので9手かかります。
当たり前です。

攻める側では、玉を詰ますまでの過程で玉側の対応により攻める側の指し手が数通り考えられることにもなり、その変化の手数はその分、当然幅広いものになってきます。

つまり、読む手数も増えることになります。

これも将棋の上達には大切なことで、初心者にとっては今の棋力では大変難しい、理解しにくいこともあるかもしれませんので、ここは修練を重ねる場ですからひとつ一つ解説していきますので、長くなりますがお付き合いを願っておきます。

これが後々、わが身の栄養になってきます。

地道な勉強と思って、続けていただけたらと思います。

「継続は力なり」


必ずや実戦でその成果が表れるはずです。

今後の成長を楽しみに、焦らず続けてほしいなと小太刀は思います。


解いて行く中で、詰めの部分で、9手詰の問題であっても「3手の読み」を生かしてあなたに考えていただく設定をしていますから、是非とも

これに挑戦して玉を3手で詰ましてみてください。


詰将棋ですから、必ず玉は詰む手段があります。

玉を詰ます楽しさを味わってくださるとおいらも嬉しいです。


9手詰めは手数が長いし、初手から何をどうして良いかわからないという声も聞かれそうですが、出来るだけわかりやすく初手の候補手を挙げていますからとっつきやすいかなと思います。


では、話を進めて本題へとまいります。


ずは初手として王手ができる手はいくつあるか?を考えてみましょう。


<出題図再掲>
中田9手詰め11,28

では、初手から王手をかける手を全て挙げてみます。

以下、7通りです。
ア)☗25歩
イ)☗15銀
ウ)☗25銀
エ)☗33馬
オ)☗25馬
カ)☗34馬
キ)☗33竜


この7つの候補の中から順に一つずつ確認してまいりましょう。

(ア)25歩


☖35玉
☗33竜
☖45玉
と広い方へ逃げられつかまらないので、この手は候補から外します。


(イ)15銀


☗15銀
☖同玉
となれば、☗25馬で「3手詰め」。

ここまで読んで、この手が浮かんだのであれば、あなたは立派なお力を持っていらっしゃるとおいらは称讃します。

9手詰と言うことと、冒頭③で述べた「玉は長く生き延びる手立てを考える」というルールから、銀を取らずに13玉と逃げます。

この☗15銀は有力な一手ですから、頭に置いて別の候補手も検証してまいりましょう。

(ウ)25銀


☗25銀☖35玉☗44馬☖46玉と逃げだされてしまいますから、候補からは外します。


(エ)33馬


☗33馬はどうでしょうか?
☖35玉と逃げられてやはり大海へ玉を逃がしてしまいます。


(オ)25馬


☗25馬ですが、一旦は王手がかかりますが、持ち駒がないので③連続王手と言う継続手がありません。


(カ)34馬


☗34馬は☖同玉でタダの捨て駒。
駒が16銀に変わり金だったら、このただ捨てが有効です。

と言うのは、☗34馬に☖同玉なら25金で3手詰めになります。
問題図では、残念ながら盤上の駒は銀ですから、☗34馬に☖同玉☗25銀の時、☖35玉とかわされてつかまりません。


(キ)33竜


なかなかの好手のように見えますが、
☖13玉と逃げられ、持ち駒がないので、盤上の駒で王手を継続する手段がありませんから、これも外します。



以上のように確認してきましたが、初手は前述の☗15銀が有力ですね。
詰将棋では、まだ第1歩の段階です。


玉を詰ますまでの道はまだ長いですから、ゆっくりで構いませんから引き続きついてきて下さい。


では、☗15銀に玉側はどう対応したら良いかを考えます。

☖同玉は、☗25馬で3手詰みですから、冒頭③で述べたとおり「玉はより生きながらえる手立てを考えなくてはいけません。」から、

☖13玉と逃げますが、さらに追い打ちをかけて「銀を取ってくれ」と☗14銀と迫ります(下図)。

これも銀のタダ捨てですが、

好手です。

中田9手詰め11,28-1


絵文字玉を追い詰める


☗14銀に竜が利いていて玉は2段目へは逃げられないし、☖24玉は☗25馬で早詰みですから、☖同玉と応じざるを得ません。

次に、☗12竜と王手をかけます。
玉側は、☖13合い駒ではやはり☗25馬で早詰みですから、☖24玉とかわします。




絵文字問題~3手詰~


次の図Aから「3手詰」として考えてみてください。
3手の読みを生かして玉を詰ましてください。

(繰り返しますが、☗14銀の押し売りに☖14同玉、☗12竜と詰め寄り☖24玉とかわした局面。)

<図A>☖24玉まで。
中田9手詰め11.29-4






■正解


☗15竜(下図B)
☖同玉
☗25馬
までの詰み。

これで「9手詰」は詰み上がりました。

<図B>
中田9手詰め11.28-3



改めて、初手は☗15銀でした。
このように、少々長めの手数に思える「9手詰」ですが、順を追って消去法で正解を導いて行けばわかりやすいかなと思います。


では、初手から詰みまでを改めて整理します。
出題図再掲<図C>
中田9手詰め11,28
☗15銀
☖13玉
☗14銀
☖同玉
☗12竜
☖24玉
☗15竜
☖同玉
☗25馬
まで9手詰め。



金があったらとか、一歩があったらと「たら、れば」ではなくて、実戦の終盤でもこれは「詰みがあるかな?」とか、「詰めろをかけるほうが良いかな?」と、選択に迷うかと思いますが、

終盤の寄せで詰みを発見出来たら凄いですね。

詰将棋は必ず詰みますが、実戦はそうはいきません。

暗闇のトンネルを歩いているみたいに、先は真っ暗闇。

詰むや詰まざるや???です。

だから、将棋は面白い。

詰みを発見出来たら、サイコー!!

まして、相手から詰めろをからかけられていたらなおさらです。

相手は、詰みはないと読んで「詰めろ」をかけてきたんですから。




今回は、詰将棋の手順についておさらいの意味合いも兼ねて小太刀流で確認してまいりました。


さぁ~、詰将棋とともに実戦で将棋を楽しみましょう。



将棋は「頭のトレーニング」以下引用。

「頭を使う活動(将棋や学習)」において、その活動をしない人よりも、脳萎縮度が抑えられた、という論文もあります。

(参考※地域高齢者における内側側頭葉の脳萎縮と日常生活活動との関係 )



あなたのご感想を楽しみにお待ちしています(*^▽^*)

長くなりましたが、最後までお付き合いしてくださり有難うございました。


では、あなたの棋力向上を願って、ごきげんよう(^_-)-☆


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